コンピュータウィルスに弱いWindows7はリスクが高い

今日、興味深い記事を見つけました。先週、テレビの朝の全国ニュースでもやっていたコンピュータウィルスの「WannaCry」に感染したパソコンの 98% が Windows 7 だそうです。


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1705/20/news034.html
「WannaCry」感染の98%は「Windows 7」で「XP」はほぼゼロ

 

Windows 7 のパッチはとっくにリリースされていれるので、普通に使っていれば被害にあうことはありません。しかし、パッチが当たっていないパソコンが多い、という実態です。


派遣先の大学は、インターネットが遅いため、Windows Update が進まないことがよくあります。たまにしか使わない、ちょうど手元にある古いノートパソコンも、Windows Update が当たっていないパソコンの1台。最後に更新を確認したのが、2016/08/06 と出ているので、毎週電源は入っているのですが、去年からOSの更新はされていません。


誰かがメールなどで「WannaCry」を持ち込んだら、このパソコンは、間違いなく感染してたでしょう。


このパッチが当たっていなかったパソコンは、使っていた人がわざとパッチを当ててなかった訳ではありません。Windows Update の設定を確認したところ、自動で更新を確認する設定になっていました。

 

しかし、現実には当たっていない。今日、2時間動かしっぱなしにしたのですが、
OSの更新確認が終わる見込みはまったくありませんでした。パソコンを24時間
ネットに繋ぎっぱなしにしとけば、いつかは更新確認ができてパッチが当たった
かもしれません。でもそれは、1日後か一ヵ月後か解らない状況です。

 

このパソコンは、利用頻度が低いと言っても普通に使っていたパソコンです。それで
半年以上当たっていない訳ですから、同じように使っているのにパッチが当たらない
パソコンはいくらでもありそう気がします。そして、自動で当たるよう設定している
訳ですから、パッチが当たらないのは利用者の責任とは言えないでしょう。


マイクロソフトとしては、こんなことは全て承知していて、去年は強制的にでもWindows 7 の使用を止めさせようとしたのでしょう。でも、うまくいかなかった。こんなコンピュータウィルス騒ぎも予想していたのでは、と思うのですが。さすがにそれは無いか。


とはいえ、かつては OutlookIE を使うのにはセキュリティのリスクを覚悟する必要がある、なんて時代もありました。Windows 7 を使い続けるのは、かなりのリスクを覚悟しなければならない時代になったようです。

 

f:id:muzina_630:20170207164051j:plain