フリーランスのプログラマの時代
今、自宅で請け負っているライターの仕事で、フリーランスのプログラマーについて調べています。ここ数年で、フリーランスのプログラマの認知度が大幅にアップしたのでは、と感じます。
以前、調べたときは、元勤めていた会社や先にフリーランスになった先輩のツテで仕事をもらって、序所に得意先を増やしていくのがフリーランスのプログラマの仕事の探し方でした。そういったブログの記事をいくつか読んだのを覚えています。
また、いきなりランサーズやクラウドワークスで仕事を受けて実績を積むのもやり方の一つだったようです。しかし、ここは当たり外れが多く、時間をかけて提案してもそれを別の業者に持ち込むことが可能で、ただ働きさせられる、といった意見もありました。
しかし、最近はフリーランスのエージェントが広く認知されており、これを使えば初心者でも高い報酬の仕事を請けられることが知られています。なお、こういったエージェントの常駐の仕事は、派遣で働くのと似ていますが、業務の指揮権が異なります。しかも、そもそもプロとして扱われるので、これまでとは違った働き方ができるようです。
いい時代になったと感じてます。
まあ、私の年では、フリーランスのプログラマとしては、もう誰も使ってくれませんが、何かに関わっていきたいな、と思っています。
久々の「はじめてのC」
約30年前、私が大学でプログラミングを学んだ際に参考にした本が「はじめてのC」でした。このタイトルを、かなり久しぶりに目にしました。
https://www.ishikihikui-kei.com/entry/2018/10/19/000534
プログラミング未経験者が職業プログラマを目指すなら読んでおきたい本4選
まさか、今、この本を推薦する人がいるとは、驚きです。
30年前なら、この本は新人プログラマーに推薦する本として、当時のコンピュータ雑誌で紹介されたこともありました。それは、当時は、C言語が最先端だったからです。
しかし、まだまだC言語が使われているとはいっても、これからプログラムを学ぶ人に推薦する言語とは思えません。当時を知る身としては、懐かしい本ですが、今の人にとってはどうなんですかね。ポインターに悩むんだったら、オブジェクトについて悩んでもらった方が、いいような気がするのですが。
私個人的には、今、どの本がいいかは解りません。
そもそも、そういった本は読まないし。
それよりも、本を読む習慣とか、文字を読んで理解する習慣をつけるのが先ではと、うちの子供たちを見てて思 う。何でもグーグル先生に聞けばいい、というものではないからね。
メディアと戦争
昔、戦争ものの映画が大好きな時期があった。それもあってか、戦争を扱ったノンフィクションの文庫本もよく読んでいた。そもそも、私は、学生時代は歴史が好きだったが、ヨーロッパの歴史は国家間の戦争の歴史でもある。その最後の戦争が、第2次世界大戦だ。
そして、この時代は、政治家によるプロパガンダが大衆を動かした時代でもある。新聞とラジオが大きな力を持っており、それを利用した政治家が戦争を引き起こした。ドイツのヒトラーとイタリアのムッソリーニ。そして、スペインのフランコ。演説が巧みで、大衆うけする政治家は、この時代のヨーロッパの象徴のような気がする。
それに対して、日本は?誰かいるかな。
私は、演説で注目された政治家といえば、小泉首相くらいしか思いつかない。
最近、インターネットで、私がひいきにしているコメンテーターが、朝日新聞を攻撃しているが、朝日新聞が戦争を煽っておいて、それを謝罪していない、とコメントしていた。戦前からある新聞社は、朝日新聞だけではないので、オールドメディア全般に言えることかもしれない。
戦前の記録フィルムを見ると、新聞社の旗を振って、出征する兵士を送り出す人々の姿、なんてのもあったと思う。日本で、ヒトラーやムッソリーニの役割を果たしたのは当時の新聞社だったのでは、最近と思うようになった。
あの時代は、意図的にメディアに流される情報に国民全員が扇動されて、戦争するのが当然、とみんなが思う時代だった。そうでもなければ、何百万人もの人が兵士になったりはしない。ナポレオンの登場する前は、ヨーロッパの各国は数千人単位の兵士のみで戦っていた訳だし。
ヨーロッパで成功した全国民の扇動を、日本で始めたのが誰かは今となっては解らないとしても、今、そういうことが再現できない世の中になったことを喜ぶべきでしょうね。
変わり続けられる人になるには
人は、30才を超えたあたりから、保守的になるそうです。
20代は、いろいろな音楽を聴いた人は、30才を超えると新しい音楽は聴かなくなる、という研究論文があるそうです。ほかにも、20代に習慣になったことは、30代では変えられないなど、いろいろ保守的になる証拠があります。
仕事も同じで、20代で覚えたやり方は、大きくは変えられなくなります。そのため、30代では転職するにしても、慣れている仕事をそのままやれる職場でないと、うまくいかないのだそうです。
しかし、世の中には、50代や60代になっても、新しいことに挑戦できる人がいます。そういった人について、先日、面白い記事を読みました。後からあの記事もう一回読みたいなと思って、URLを探したのですが、もう見つけられませんでした。残念。
その記事の内容は、50代や60代になっても、新しいことに挑戦できる人は、それこそ20代からそういったことを続けている人で、そのやり方を変えられない人だそうです。周囲から、もういい歳なんだから、もうやめてください、と言われても習慣だから止められない困った老人、という人もいますしね。
理想は、その時の状況に合わせて、何歳になっても自分自身を変えられる人ですが、人はそんなふうにはできていないようです。それを解ったうえで、自分のできる範囲で努力していくのが、いいのかな。
SEの募集、ただし給料は月14万円
今は、東京ではIT関係の技術者が大幅に不足しているので、派遣でも時給がかなり高くなっていると聞いています。また、派遣会社では、仕事はあるのに人がいないことから、顧客の要求にこたえられない、といったこともあるそうです。
しかし、地方ではそのような状況とは無縁のようで、ハローワークにはあいかわらず安い求人が出ています。今日、チェックして見つけたのが、SE、プログラマーの募集で、給料の最低額が、14万4千円。山形の最低賃金は、739円なので、一ヶ月に20日、1日8時間勤務の場合、最低は11万8千円なので、法律違反にはなりません。これが、東京なら、最低賃金に満たないので、違反ということになる給料の額です。
しかも、30才以下の条件月。これなら、仙台で仕事を探した方が、もっと良い条件の仕事があるので、若い人は行かないと思うのですが、ほんとうに人を雇う気があるのかな、と思ってしまいます。
先日、派遣先の大学でいっしょに働いている方と、求人が多いから、今は地元に残る人は少数で、多くは東京などに出て行くでしょうね、そっちの方が条件いいし、といった話をしたばかりでした。
名詞交換のテクニック
昨日の県内ニュースで、今年の新入社員のマナー研修の様子が取り上げらていました。はるか昔ですが、私もそういった研修を受けたことがあります。
しかし、その後、ずっとエンジニアとして働いていたので、名詞交換の機会はまれで、そういったマナーもすっかり忘れてしまいました。
最近、名詞のマナーについて感心させられる出来事がありました。営業担当者がエンジニア2名といっしょに、不具合の解決の報告に事務所を訪れた際のことです。対応に当たったこちら側の担当者が、その技術者2名が初対面と勘違いして、席を外して名詞を持ってきました。
しかし、実は以前挨拶だけしたことがあり、その際に名詞の交換を済ませていました。そのため、エンジニアの方は、以前会ったことを覚えており、名詞をもらっているので交換は不要と伝えてきました。たぶん、私も同じ事を言うでしょう。
すると、同行していた営業担当者が、「私は、名詞集めが趣味なので、ぜひ、新しい名詞を頂きたい」と言ってきました。この一言で、中座して担当者は持ってきた名詞が無駄にならずに済みました。
この対応を、今の上司に当たる課長さんが、とてもほめていました。私も、この年になってやっと、その凄さが解った気がします。営業担当者は、自分の顧客に恥をかかせないために、とっさに機転を利かせてくれたのかもしれない、と思ったからです。営業らしい名詞交換のテクニックといったところでしょうか。
たぶん、同じようなことを、私も以前、経験していたのかもしれません。しかし、そういった営業のマナーに対する感覚の凄さやテクニックに気がつけませんでした。
ちなみに、その営業担当者は、以前、話させてもらったときも感じの良い、できる人という印象を持ちました。この件があってから、ますます信頼できる人を思うようになりました。