手を抜いたのかも

派遣先の大学の公式サイトは、外部の業者が専任で管理に当たっているので私はタッチしていない。先日、合格発表をWebサイトで行った際に、渡されたページのできが悪く、表示に時間がかかって、最悪タイムアウトする事態が発生した。

 


どうも、6月にリニューアルした公式サイトが重すぎて、サーバーが耐えられなかったとのこと。それを受けて、今は大幅に軽量化を果たして、明らかに軽くなった。先日、その対応の報告書も見せてもらったのだが、Webページを開くと体感で解るくらい軽い。合格発表のページも、公式サイトに画像やスタイルシートを読みにいくのをやめて発表のサイトだけで表示できるように修正する予定なので、次回は遅くなることはないだろう。

 


去年の合格発表は、サーバーが繋がり難い、ということはなかった。公式サイトがリニューアルしたとはいえ、そこまで重いコンテンツが並んでいた訳ではない。それでも今回の公式サイトの軽量化では、CSSで表示する画像を軽くしたり、JavaScriptのアニメーションを止めたりして、軽量化を行ったそうだ。

 


合格発表の直後、何で遅いの、と聞かれてチェックしたところ、1枚のページを表示するのに、100を超えるファイルをロードしていた。そんなにあるを目で追うのはかなり厳しい。結局、どれが遅い原因かは特定できなかった。公式サイトの運営を任されている会社でも、同じようにチェックしたことだろう。それで、とにかく画像を軽くして、JavaScript を減らすことにしたのだと思う。

 


サイトそのものの見かけはいいのだが、最初のアニメーションが邪魔だと思う公式サイトをいろいろと見てきた。アニメーションを表示している間にサーバー側で準備して送り出すことで、遅延を感じさせないための工夫だったのだと思う。

 


アクセス数が少ないうちは、うまく動作しているだろうが、アクセス数が増えたら、準備が追いつかない。すぐに繋がらなくなる訳だ。いいと思って真似しても、大学の公式サイトには向かない仕様だったということでしょう。たぶん、デザインのみ考えて、アクセスの際の負荷を考えてなかったのでしょう。良質のコンテンツさえ用意しておけば、なんとかなる、みたいな。

 


どこにいてもネットに繋がる便利な世の中なのだが、その便利さにかまけて手を抜くと、いつかは痛い目にあういうことか。