男性から見た、女性の上司と部下の関係
私は、社会人になってずっと圧倒的に男性が多い職場で長年すごしてきた。そのため、職場にいる女性は珍しい存在で、ある意味みんなから慕われていた。そのためか女性の上司と部下の関係を注意してみたことはなかった。
3年前にリストラで転職した会社では、いままでとは逆の女性が多い職場で働くことになった。そこですごい気になったことがあった。
気になったことは、女性の管理職は、やたらと白黒をつけたがる。
いや、部下も同じで、とにかく白黒をつけたがる。
たとえば、部下のミスを問い詰める、上司のミスだと抗議する、他部門の担当者が悪いと文句を言う。とにかく、トラブルが大きくなればなるほど、声の大きい人ほど「○○さんが悪い」を口にする。
以前の職場でも、トラブルは何度もあったし、私が原因のトラブルも、もちろんあった。しかし、そういう時はどうやってフォローしようか、また再発防止をどうしようか、と関係者が全員で考えないと、前に進まない。
こういった時の上司の姿勢は、再発防止のため、原因と問題点を明らかにするよう、部下および関係者全員に徹底することだ。そのうえで、ミスの発生させた担当者を指導すればいい。(まあ、頭では解っていても、なかなかうまくはいかないのだが。)
それが、「○○さんが悪い」と断定されると、「あなたがなんとかしなさい」になってしまい、そこから前に進めない。脇からフォローしようとすると、これは「○○さんの問題ですから」と相手にされないことも...。
女性の部下を持つ優秀な男性の管理者は、こういうのを乗り越えて部下を指導しているのでしょうが、私にはうまくあしらうことが、もとい指導することができませんでした。