ICTを活用した授業ってこんなの?

今日、ICT推進校に指定されている小学校にICT支援のため訪問してきました。正直、この学校で支援することは特にありません。何もない日は普段の授業を見学させてもらい、他の小学校の支援で活用させてもらうことになっています。

 

今日はそれに加えて情報担当の先生と話をさせてもらいました。会話から感じられたのは、普段の授業でICTを意識して使ってはいない、ということでした。

 

とはいえ、各児童はいつでもタブレットを使えるようになっており、教室には大型テレビがあっていつでも使えるようになっています。ちょうど2年生の授業を見学させてもらったのですが、児童がグループを作り、付箋に何かを鉛筆で書いて相談していました。それを班毎にA3の白い紙にはって先生に提出、ここまではどの学校でもやっていることかもしれません。

 

提出されたA3の紙を黒板に貼ったら、先生がそれをタブレットのカメラで撮影し、すぐにテレビに映して、付箋を拡大して〇とかレ点を付けて、その班の児童から話を聞きながら説明を始めました。そうやって印を付けた画像はタブレットに保存されます。そのまま班の児童に送れば、その班はそれを使って次の活動ができそうです。

 

こういう先生のやり方を見ていれば、自然と児童も使い方を覚えていくのではないでしょうか。なお、この学校は5年以上前からタブレットを活用しているそうで、最初のころは試行錯誤をやっていたそうです。そしてタブレットに慣れた児童を相手にすることで、先生も鍛えられ、日常的に使えるようになったようです。