小学校のプログラミング授業、個人の差が大きい

小学校のプログラミング授業というと、Scratchを使います。さらに、Corde.orgやプログルというサイトにある問題もよく使います。これらはブロックを繋ぐだけでプログラムが作れるので、簡単に体験できるのが良い点です。

 

しかし、実際に児童にCorde.orgやプログルというサイトの問題を解かせると、個人による差が大きいのが目立ちます。スタートが同じなのに、なぜ、これほどの差が生まれるのか。

 

頭の回転が速い子はどこにでもいるので、そういう子は確かに早く解いていきます。しかし、指導していて、それだけではないことに気が付きました。

 

問題を読まないでで、ブロックを動かす子が多い。問題を解くのに必要なブロックが用意されているので、それを組み合わせれば解けるのですが、問題を読まないのですぐに詰まってしまいます。

 

できる子は、ちゃんと問題を読んで、それに合わせてブロックを繋いでいるので、大人と同じくらいの速度で解いていきます。それに対して遅い子は、なんでそんな構成にしたの?と不思議におもえるブロックの使い方ばかり。そんな子は問題を読んであげると、「あっ」と言って正しい構成に直してくれることも。

 

先日、プログルを使ったプログラミング授業を支援させてもらったのですが、最初に問題をちゃんと読みように指導しました。しかし、読まずに始める子が多い。できる学級なら半分より多い児童が最後まで解ける問題でしたが、最後まで解けたのは数人だけでした。この辺、先生の指導力も影響するかもしれません。

 

proguru.jp