小学校でのプログラミング体験

小学校でのプログラミング体験を一言で言えば、コンピュータにプログラムでお願いして、そのとおりにやってもらうことです。コンピュータをタブレットiPadに言い換えた方がいいかもしれません。

 

私は大人になってからプログラムを学んだので、コンピュータに命令して、実行するがいわば常識でした。同僚の支援について行って、同僚が子供たちに、お願いして、実行させる、と言っていたのがいいなと今は思ってます。

 

とにかく、こんなことをやってほしい、と思うことが最初です。小学校の低学年向けにViscuitを使ってもらう際は、こんな簡単な動作が、と思うようなものでもキラキラした目で見てくれるのが解ります。そして、それだけ楽しんでやってくれます。

 

これが高学年になると、ちょっと難しいプログラムに挑戦してもらうことになるのですが、こんなことをやってほしい、をきちんとイメージできてないと、コンピュータは言うことを聞いてくれません。

 

これは私も何度も体験してきました。プログラムは思ったとおりに動くのではなく、書いてあるとおりに動作します。イメージを命令に置き換えるのは、簡単ではありません。小学校のプログルやCode.orgのプログラミング課題では、そのような体験の最初な訳です。

 

正直言うと、説明して解ることではないな、と思ってます。実際にやってみて、うまく動かない原因を指摘してもらえると、考える力がつくのかな、なんて思ってます。

 

できるクラスは、早く解いた児童が周囲にうまくヒントを伝えて、それが広がっていって最後まで解ける児童が増えるようです。そんなクラスでは特に遅れている児童を中心に支援してあげれば、最後の問題まであと1問、くらいまでいけた、という経験もありました。残念ながら、そんなクラスは珍しい、というが実情ですが。